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事業者向け格安SIMによるm2mについて知ろう

m2mは「Machine to Machine」の頭文字が構成された表現で、PCなどのデバイス同士がネットワークを介して直接コネクションを持ち、情報を共有することでそれぞれが必要なアクションを自動的に実行するという仕組みのことです。このm2mを導入することによって、多くの作業をオートメーション化できるというメリットがあります。手頃な料金のocnの固定ipを利用した場合など。ただし、デバイス同士のデータ通信量が膨大になってしまいコストが大きくなる、というのがm2m導入に際しての課題でした。これに対して解決策を提示しているのが「事業者向け格安SIM」です。

事業者向けの格安SIMが持つ大きなメリットは「さまざまなデバイスに対応している」という点です。一般向けの格安SIMはほぼすべてがスマートフォンのみに対応しており、データ通信と通話に関してプランを設定するという形式になっています。一方、事業者向けの格安SIMは携帯電話やタブレットなどのモバイル端末に加えて、工場内のマシンや監視カメラ、POSレジや自動販売機などとも連携させることができます。ですから、m2mシステムと連動している多種多様なデバイスから送られてくる信号を、サーバを介して一括管理することが可能となるのです。

2つ目のメリットは「豊富なプランが準備されている」という点です。m2mシステムを導入していると一口に言っても、企業によって運用しているデバイスの種類や数は異なりますから、当然ながらデータ通信量やシステムの円滑な運用に必要な通信速度にも差異があります。そこで、事業者向けの格安SIMでは、事業内容や用途に合わせて細かく利用プランを形成することが可能となっています。1か月あたりの通信料上限が低ければ低いほど、利用料金もお得になります。大抵の場合、プランの内容は無料で変更することができますから、1か月ないし半月ほどm2mシステムを運用してみて、調整が必要かどうかを判断するとよいでしょう。